ANAの10年の株価動向

では、ANAの株価をさらに長期で振り返ってみましょう。

過去10年で見ると、安値は2012年10月で1600円を割れています。

その後は上昇に転じ、2015年8月には4000円台を付けるまでになりました。

株価は凸凹ありながらも、2017年12月から2018年1月においては、4800円に迫ろうかという展開となりました。

ただ、その後は、下落トレンドに入り、コロナ禍前は4000円を割れる水準にいました。

その状況でコロナ禍が発生することとなりました。

まとめにかえて

業績も最悪期は脱したかのような印象はあります。

ただ、コロナ禍は収束したとはいえず、第3四半期のANA国際線の座席利用率は27.1%、国内線は58.2%と、やはり国際線の利用率の低さが目立ちます。

まずは、国内の移動に対して、回復を待つのが今後の注目点になるかなと思います。

参考資料

  • NHK「特設サイト 新型コロナウイルス」
  • ANAホールディングス各種決算資料

LIMO編集部