日当たり・風通し

多肉植物は基本的に、雨ざらしにならない日当たり・風通しのよい屋外で育てます。冬型の多肉植物も例外ではありません。

冬の多肉植物は温度管理がポイント。夏以外は屋外でたくさん日光に当て、厳寒期は室内で管理したほうが無難です。そのまま外で育てる場合は簡易温室や発泡スチロールなどの箱に入れて防寒対策をしましょう。

夏の高温多湿にも注意します。日差しが強すぎて葉が傷んだり、多湿で枯れてしまうことも。夏の5~9月頃は日差しが強くなってくるので、遮光ネットを利用したり半日陰に移動したりして対策をしましょう。

植え替え

冬型の多肉植物の植え替え適期は、生育が活発になり始める9~11月頃です。この時期に植え替えを済ませておくことで、生育期の成長が変わってきます。

植え替えをする時は、数日前から水やりをせず土を乾燥した状態にしておきましょう。鉢から多肉植物を抜いたら根をほぐし、枯れた根は切り落とします。

新しい鉢に清潔な用土を入れたらその上に多肉植物を乗せ、横から土を入れていきます。一度にたくさんの土を入れるのではなく、様子を見ながら少しづつ土を入れていくとうまくいくでしょう。

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植え替え後の約2週間は半日陰で管理します。冬型の多肉植物の場合、セネキオ属など根が乾きやすいタイプは植え付け後すぐに水やりをして下さい。その他は植え付けのあと、4~5日経ってから水やりを開始しましょう。

まとめにかえて

個性的な姿や特徴をもち、バラエティ豊かな品種がそろう冬型の多肉植物。多肉植物のなかでもひときわユニークな品種が多いのが興味深いところです。

特に冬型は水やりと温度管理に注意すれば上手に育てることができます。うまく冬が越せるように、お世話をしてみてくださいね。

大城 望