20代の平均貯蓄額、「平均183万円」

次に、20代の平均貯蓄額を確認しましょう。

シニア層(500名)に若年層の「貯蓄額』」はいくらくらいだと思うか聞いたところ、「10万円~30万円未満」(21.4%)、「50万円~100万円未満」(22.0%)、「100万円~200万円未満」(23.8%)に回答が集まり、平均は132万円でした。

また、「200万円以上(計)」は16.8%となりました。

出典:大和ネクスト銀行「『シニアが考える若年層イメージ』と『若年層の実態』に関する調査」(2022年1月18日公表)

一方、若年層(500名)に自身の「貯蓄額」はいくらくらいか聞いたところ、最も回答が多かったのは「0円」で21.4%。

「~10万円未満」が9.8%、「10万円~30万円未満」が11.4%、「50万円~100万円未満」が9.2%、「100万円~200万円未満」が13.4%、「200万円~300万円未満」が9.2%、「300万円~500万円未満」が9.4%と回答は分散し、平均は183万円でした。

シニア世代のイメージより、実際には約50万円以上高い結果となりました。

また、「200万円以上(計)」は31.6%となり、「貯蓄額が200万円以上」という若年層の割合はシニアのイメージの約1.9倍。おこづかい同様、シニアが思う以上に若年層はしっかりとした金銭感覚を持っていることが分かりますね。

ちなみに、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、20~24歳の平均年収は260万円(男性277万円・女性242万円)。25~29歳では平均で362万円(男性393万円・女性319万円)です。20代後半になれば300万円台にいくものの、20代前半は200万円台が多いのですね。

年収や居住形態、一人暮らしか実家暮らしかによっても、お小遣いや貯蓄は異なるでしょう。