資産形成に積極的な20代vs保守的な60~70代

シニア層(500名)に若年層におススメしたい資産形成方法を聞いたところ、1位は「円預金」(43.4%)、2位は「貯蓄性のある保険」(30.6%)、3位は「財形貯蓄」(29.8%)と、トップ3は安全性の高い資産形成方法が占めました。

出典:大和ネクスト銀行「『シニアが考える若年層イメージ』と『若年層の実態』に関する調査」(2022年1月18日公表)

一方、若年層(500名)が、今後取り組みたいと思う資産形成方法の1位も「円預金」(43.6%)でしたが、2位は「株式投資・日本株」(18.0%)、3位は「投資信託(J-REIT含む)」(16.6%)という結果に。

資産形成方法に対する考え方に、両者で大きなギャップがあることが分かりました。

金融庁の「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(21年9月末時点)」によると、21年9月末時点のつみたてNISAの口座数は約473万口座(前四半期末比13.2%増)、買付額(※18~21年の利用枠で買付があった金額の合計)は約1兆2913億円(同20.3%増)

中でもつみたてNISA口座数は20代で94万8039口座。2021年6月末からの増加率は17.2%と、20~80代以上の中で最も口座数が伸びています。

今回の結果からも、つみたてNISAの口座数の増加率からも分かるように、20代から資産形成を考える人は多いようですね。それだけ老後などへの不安が大きいのかもしれません。

若年層(500名)に参考にしている資産形成に関する情報を聞いたところ、1位は「ネットの情報(記事・ニュースなど、動画サイト・SNS除く)」(28.8%)、2位は「SNSの情報」(27.2%)、3位は「動画サイトの情報」(26.8%)でした。

投資をしたことがない理由に、「よく分からないから」「難しそう」という人も多いでしょう。現代は資産形成についてネットやSNS、動画サイトなどさまざまな方法で情報収集できる時代です。そういった環境も、運用にチャレンジする人が増える一因かもしれません。