貯蓄額の最多は「10万円未満」

それでは、正規と非正規の方の貯蓄額もそれぞれ見てみましょう。

出典:横浜市政策局男女共同参画推進課 「令和 2 年度 横浜市 就職氷河期世代非正規職シングル女性の就労支援に向けた調査及び事業開発 報告書」

正規では最も多い貯蓄額が「1500万円以上」(26.4%)。4人に1人が貯蓄1500万円以上です。次に「500~1000万円未満」(13.8%)、「300~500万円未満」(13.2%)、「100~300万円未満」(12.6%)でした。

一方の非正規で最も多いのは「10万円未満」で30.5%です。次に「100~300万円未満」「500~1000万円未満」(ともに13.5%)「300~500万円未満」(10.6%)。一部の方はまとまった貯蓄がありますが、およそ半分が貯蓄100万円未満という結果でした。

貯蓄には年収のほか、居住形態や生活水準、個人の貯蓄習慣などによる影響もあります。ただやはり年収の影響は大きく、最多が正規で「1500万円以上」、非正規で「10万円未満」とこちらも二極化しています。

居住形態を見ると、正規は「賃貸住宅(自分が全額負担)」41.5%、「持ち家(自分が全額負担)」15.7%と、自分が負担している人が半分以上。

非正規は「持ち家(家族が全額負担)」44.0%、「賃貸住宅(家族が全額負担)」9.2%で、家族が全額負担している人が半分以上という結果に。ちなみに「賃貸住宅(自分が全額負担)」は30.5%でした。

非正規の方は賃貸住宅が約4割強ですが、現在はもちろん、老後も家賃を払う場合にはその負担が大きくなると考えられます。