30~50代夫の所得階級別の女性の有業率は?

共働きかどうかは、夫の年収やお子さんの年齢によっても変化します。

内閣府男女共同参画局の「結婚と家族をめぐる基礎データ」より、30〜50代の夫の所得階級別の妻の有業率を確認しましょう。

出典:内閣府男女共同参画局「結婚と家族をめぐる基礎データ」(2021年5月18日)

上記より、「年収600~699万円」の女性の有業率を夫の年代別に確認しましょう。

【年収600~699万円・夫の年代別】女性の有業率

平均:67.7%

  • 30代:56.3%
  • 40代:71.5%
  • 50代:74.6%

年収600万円台で、女性の有業率が最も少ないのは夫が30代で56.3%でした。30代ではお子さんが乳幼児や小学生の方も多いため、育児の負担も多く一時的に専業主婦を選ぶ人もいるでしょう。

40~50代になると女性の有業率は7割を超えます。お子さんが中高生になると食費や通信費などの生活費や教育費も本格的にかかります。育児の手間が減る分、家計のために働きはじめる女性が多いようですね。

夫の全年代で年収ごとの妻の有業率の推移をみると、最も妻の有業率が高いのは「年収400~499万円」(71.9%)次に「年収300~399万円」(71.7%)でした。年収400万円台以上は段々と妻の有業率は下がり、年収1500万円以上では39.7%です。