正モバイル株式会社が2021年12月3日~12月17日の間、インターネットにて300人に行った『「お金」で一番悩むものについてアンケート』によると、1位は貯金、2位は老後の生活という結果になりました(2022年2月1日公表)。
共通して「貯金」に悩む方が多く、また教育費を抜いて「老後の生活」に悩んでいる方が多いのは、興味深い結果です。
実は老後を迎えた70代でも、貯蓄ゼロという世帯は一定数います。その割合と貯蓄のポイントについて見ていきましょう。
70代以上の貯蓄事情
さっそく70代以上の貯蓄額について見ていきましょう。金融広報中央委員会が2021年2月に公表した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年(2020)調査結果」を参考にします。
70歳代以上:金融資産保有額
(金融資産保有世帯)
- 平均:2208万円
- 中央値:1394万円
70歳代以上:金融資産保有額
(金融資産を保有していない世帯含む)
- 平均:1786万円
- 中央値:1000万円
貯蓄がない世帯も含めた全体を見ると、平均で1786万円。ただし一部のお金持ちが平均を引き上げている可能性もあるので、ここでは中央値の1000万円が参考になるでしょう。