「お金儲け動画広告」に引っかかってしまったら
「副業マスター山下」に限らず、お金儲け系の広告はやたらと「人物のビジュアル」「稼げた金額」を前面に押し出します。
具体的なサービスがどういうものなのか、仕組みはどういうものなのかについての説明はありません。
「うわぁ、稼げそう!」と思ってしまったら最後、それらの業者の罠にかかっているのです。
この手の広告に引っかかってしまう人が「事前に気を付ける」のは事実上難しいので、引っかかってしまった時の対策をお伝えします。
引っかかってしまって、金銭的被害が出てしまったらできる限り早く、「消費者ホットライン」に連絡しましょう。
全国共通で188(いやや)の番号に発信すると、お住まいの都道府県の消費生活センターなどを案内してもらい、そこで相談に乗ってもらえます。
相談が寄せられた結果、悪質なことをしていると確認できた事業者については、消費者庁が社名と共に情報を公開してくれますので、相談した結果、他の人の被害を防止できる可能性が高まるのです。
泣き寝入りせずに相談するのをお勧めします。
参考資料
- 株式会社サイバー・コミュニケーションズ・株式会社D2C・株式会社電通・株式会社電通デジタル「2020年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」
- 消費者庁「消費者ホットライン」
- 独立行政法人国民生活センター「国民生活センター紛争解決委員会によるADRの結果の概要 内職・副業・ねずみ講」
- 消費者庁「写真を貼り付けるだけの簡単な作業で儲かる副業ビジネスを紹介するとして7,000 円程度のテキスト教材を消費者に購入させ、その後に電話勧誘により著しく高額な金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起」
當瀬 ななみ