先日、厚生労働省より令和4年度の年金額が昨年度から0.4%の引き下げられると発表されました。

それによると、令和4年度は国民年金の満額で月額6万4816円(▲259円)、厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)で21万9593円(▲903円)です。

厚生年金は「モデル夫婦」での金額となります。現役時代の働き方や世帯構造によって異なる年金額。今回はモデル夫婦について確認しながら、おひとりさまや共働き夫婦の年金の平均額も確認していきましょう。

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「モデル夫婦」そのすがたとは?

日本の年金は、国民年金と厚生年金の2階建てです。

1階部分の「国民年金」は、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が原則加入するもので「基礎年金」ともよばれます。2階部分の「厚生年金」は会社員や公務員などが上乗せして加入します。

年金額の目安として使われるのが「モデル夫婦」です。このモデル夫婦の定義を確認しましょう。

※ 平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9 万円)で 40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準です。 

【出典】厚生労働省「令和4年度の年金額改定についてお知らせします 」

「サラリーマンの夫と専業主婦の妻」の組み合わせで受け取り始める年金額のことなのですね。

共働きが主流の現代としては、共働き夫婦の組み合わせの年金額も知りたいですよね。また、近年増えているおひとりさまの受給額も気になるところです。それぞれ確認していきましょう。