「60代のおひとりさま」いくら貯蓄を保有しているのか

月々の生活費で不足する分を補ってくれるのが貯蓄です。趣味や旅行など老後の楽しみや、もしもの時の備えのためにも貯蓄は必要ですよね。老後資金を使い始める60代に視点をあてて、おひとりさまはいくら貯蓄を保有しているのかも見ていきましょう。

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和2年)」

上記を見ると60代・おひとりさまの貯蓄額の平均は1305万円です。ただ、平均は一部の大きな数字に引っ張られやすい傾向にあるので、より実態に近い中央値をみると300万円。その差は約1000万円にもなります。

多い順にみると、「金融資産非保有」(29.4%)「3000万円以上」(13.8%)「100万円未満」(9.1%)「1000~1500万円未満」(7.2%)「2000~3000万円未満」(6.7%)です。

60代の貯蓄には若い頃からの貯蓄や退職金、相続資産などもあるでしょう。貯蓄が100万円未満と1000万円以上で二極化している点を見ると、早くから対策を取る必要性を感じる結果となりました。