「60代のおひとりさま」いくら貯蓄を保有しているのか
月々の生活費で不足する分を補ってくれるのが貯蓄です。趣味や旅行など老後の楽しみや、もしもの時の備えのためにも貯蓄は必要ですよね。老後資金を使い始める60代に視点をあてて、おひとりさまはいくら貯蓄を保有しているのかも見ていきましょう。
上記を見ると60代・おひとりさまの貯蓄額の平均は1305万円です。ただ、平均は一部の大きな数字に引っ張られやすい傾向にあるので、より実態に近い中央値をみると300万円。その差は約1000万円にもなります。
多い順にみると、「金融資産非保有」(29.4%)「3000万円以上」(13.8%)「100万円未満」(9.1%)「1000~1500万円未満」(7.2%)「2000~3000万円未満」(6.7%)です。
60代の貯蓄には若い頃からの貯蓄や退職金、相続資産などもあるでしょう。貯蓄が100万円未満と1000万円以上で二極化している点を見ると、早くから対策を取る必要性を感じる結果となりました。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。