今年4月、年金制度が改正されると耳にした方も多いと思います。年金は遠い将来のことのように思えますが、実は私たちの生活に密接に関わります。
毎月年金保険料を納めているからこそ、正しく年金のことは理解しておきたいもの。そこで今回は「いまどきシニア」がいくら年金を受給しているかをさぐります。「満額」や「平均」の考え方にも触れるので、ぜひ参考にしてみてください。
【注目記事】厚生年金「ひと月15万円以上」の男性の割合はどのくらいか
まずは年金制度をおさらい
日本の年金制度は2階建ての構造になっています。
1階部分は日本に住む20歳~60歳までの全員が加入する国民年金(老齢基礎年金)。そのうち会社員や公務員などは、2階部分である厚生年金にも加入します。
20歳になれば自動的に国民年金に加入し、厚生年金には就職や転職のタイミングで加入・脱退するというイメージです。