みなさんは、ご自身の親御さんのこと、どれだけ知っていますか。
親が何を考えて今を生活しているのか、どのような薬を飲んでいるのか、どのような友人と付き合いがあるのか、はたまたどのぐらいの資産があるのか。
「知りたいけれど、ストレートに聞き出しにくい」と感じる部分もあるでしょう。また、日ごろからまめに連絡をとり、「知っているつもり」でも、意外に見落としている部分があるかもしれません。
そこで今回は親子で考える終活第三弾(※編集部注)として、「離れて暮らす親に『これだけは聞いておくべき5つのこと』」について、一緒に考えていきましょう。
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コロナ禍で改めて考えたい「親に聞きたいこと」
アラフォー・アラフィフ世代にとって、親の老いは五本の指に入る心配ごとのひとつともいえるでしょう。
長引くコロナ禍、年末年始や夏のお盆の帰省を何回諦めたか……とため息をつく人も多いはず。
収束の兆しが見えたのも束の間、新たな変異種「オミクロン株」の感染が拡大中。私たちはもうしばらく辛抱のときを過ごす必要がありそうです。
とはいえ、コロナ前と変わらず、時は流れます。歳を重ねた親の暮らしについては、平時以上に気にかかるものですね。
そんななか、健康のこと、お金のこと、親についてよりつまびらかに知っておきたいと考えるのは自然なことでしょう。とはいえ、この類の話題をたずねることに抵抗を感じたり、タブー視する人が多いのも事実です。
親が元気なうちに「じょうずに聞き出す」ことで、子ども側には覚悟や準備がある程度できるのではないでしょうか。