みなさんは1年に何回ぐらい、お墓参りされますか?
春秋のお彼岸、夏のお盆、そして「お正月」にお墓参りする習慣があるご家庭も多いでしょう。
いま、このお墓参りについて「忙しくて行けない」「管理維持にお金がかかる」など、ちょっとした問題が起こりつつあります。
そこで今回は「親子で考える終活」の第二弾として、「お墓は必要なのか?」ということについて考えてみます。
お墓の新しい供養のかたち
お墓はそもそも故人を供養するためのもの。お墓を建ててそこにお参りをするという形が一般的ですね。
しかし、ライフスタイルの変化に伴い、定期的にお参りすることが難しくなる傾向にあります。そのため「一般墓」のほか、最近ではさまざまな供養の方法(※編集部注)が登場しています。
- 永代供養墓
- 樹木葬
- 海洋散骨
- ダイヤモンド葬
みなさんが見聞きされたことがあるスタイルもあるでしょう。
【※参考記事】「もうお墓は要らない!?「新しい供養のかたち」、費用や特色を徹底調査。」
お墓にかかる費用ってどれぐらい?
お墓にかかる費用は、一概に「いくら」と言い切ることはできません。とはいえ、それでは将来にかかる費用として準備しにくいですね。そこで、どのような費用がかかるのか「一般墓」を例にまとめておきます。
残念ですがあくまでも想定される金額で、地域性や故人への思いなどで金額には相当のひらきがあることを理解したうえで参考にしてください。
- 墓石購入費用:全国平均166万円
- 墓地管理料:年間5000円~1万円
- お墓参りにかかる費用(交通費・お供え代など):1回2000円~5000円
- お寺へのお布施や寄付:数千円から数十万円
参考:墓石費用:墓石ナビ「墓石費用の相場」、その他:筆者リサーチによる想定金額
この他にも墓地を借りる費用や墓地の購入費用、墓石の修繕費なども必要に応じて発生します。
コロナ禍のご時世ではお墓参りを控える動きも出ています。業者にお墓参りの代行やお墓のクリーニングを頼むケースが増えることも考えられますね。
また、遠距離の場合、お墓参りが観光旅行を兼ねる場合もあるでしょう。宿泊費のほか、場合によっては同時にレジャー費用が発生するご家庭も少なくないはずです。
お墓を維持していくためには、さまざまなお金が出ていくことが分かりますね。