お墓のあり方を「親子で」話し合う
さて、お墓は故人の供養のためにあるものですが、それを管理していくのは遺される家族です。その後の維持費などを負担するのも家族。
そう考えたとき、故人の意思も大切ですが、遺される家族の側の意見も尊重されてしかるべきです。
そこで一番大切になのが、親と子の話し合いでしょう。
多くの場合、子は親側の意向を最大限に汲みたいと考えるでしょう。とはいえ、距離や費用の面がネックとなるケースも。
そのため、お墓をどのような形態にするのかを話し合うことが大切です。
新たにお墓を建てるのではなく、すでに存在している墓に入ることが前提であった場合、その墓を子の近くに移動させる、またはその墓の管理を終わらせる、いわゆる「墓じまい」の検討も必要になります。
こういったことも含め、しっかり親子で話し合う時間を作りましょう。もちろん、「墓じまい」にもお金がかかります。最後に墓じまいについてお話します。
墓じまいにかかる費用
墓じまいとは、墓石を撤去し、墓所を更地にして使用権を返還することです。お墓に納められている遺骨を勝手に取り出して別の場所に納骨したり、廃棄したりすることは法律上できません。
その後に新しい納骨先を準備するまでを含めて墓じまいと考えられています。
墓じまいにかかる費用も、お墓の管理費用等と同じように、一概には言えません。お願いする業者によって数十万円から百万円近いところもあります。
そのため大切なのは、見積もりをしっかりもらうことです。1つの業者だけではなく複数の業者に見積もりをもらうことをお勧めします。