2月に入ると数多くの企業決算の発表が行われます。それに先駆けて、注目企業の直近の決算を振り返っていきましょう。

ENEOSホールディングス(5020)が2021年11月11日に発表した2022年3月期Q2の決算は大幅な増収増益での着地となりました。

今回は同社の決算発表資料をもとに、業績内容について解説をしていきます。

それでは早速、売上高や営業利益などの決算概要について見ていきましょう。

決算での売上高と営業利益はどうだったか

売上高は4兆7314億円(前年同期比+40.7%)、営業利益は3378億円(同3.8倍)、純利益は2113億円(同5.8倍)となりました。

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出所:ENEOSホールディングス「2022年3月期第2四半期決算短信」

それでは、具体的に各事業の動向がどうであったかを振り返りましょう。

事業の動向はどうであったのか

以下、今回の決算における経営状況のポイントとなります。

ポイント

  • 原油価格と銅価格は高水準で推移
  • 原油と銅の価格上昇が増収増益に寄与
  • エネルギーセグメントの国内販売数量は前年同期比0.7%減

以下、決算短信「1.当四半期決算に関する定性的情報」より引用

原油価格(ドバイ原油)は、期初は1バーレル当たり62ドルから始まり、期末には76ドル、期平均では前年同期比32ドル高の69ドルとなりました。

銅の国際価格(LME〔ロンドン金属取引所〕価格)は、期初は1ポンド当たり398セントから始まり、期末には410セント、期平均では前年同期比164セント高の433セントとなりました。

エネルギーセグメントについては、国内向け販売数量は、自動車の低燃費化を主要因とする構造的な需要の減少等に加え、需要回復の遅れ等により、前年同期に比べ0.7%減となりました。

まとめにかえて

今回の決算発表で、ENEOSは通期業績予想について、売上高予想を従来の9兆5000億円から10兆3000億円(前期比+34.5%)、営業利益予想を2600億円から4700億円(同+84.9%)へと上方修正しました。

なお、配当金の見通しは据え置きました。

そのほか、ENEOSは決算発表と同月に英国子会社であるJX Nippon Exploration and Productionの全株式を売却すると発表しました。

業績はもちろん、グループ全体の事業再編の動きにも注目です。

参考資料

LIMO編集部