三角保ち合いの下限付近で下げ止まる
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。
週初17日は窓をあけて上昇して寄り付いたものの、引けにかけては下げて十字線のような形になりました。翌18日も窓をあけて寄り付き、一時は上昇しましたが引けでは陰線になってしまいました。
ただ、まだ2021年8月20日の安値(2万6954円)を大底とする上昇トレンドのちょうど下限付近で下げ止まっていました。しかし、19日にはこのチャネルの下限を割り込むと大きな陰線となって下落しました。
今週以降の展開はどうなるでしょうか。
長らく下値をサポートされていた8月20日からの上昇トレンドを割ってしまったのは少し気になるところです。19日には直近の押し安値である12月3日の安値(2万7588円)も割ってしまいました。
少し明るい兆しがあるとすれば、そこからつるべ落としのように下落するのではなく、週末には陽線となって12月3日の安値付近まで値を戻していることです。