共働き世帯は1997(平成9)年に専業主婦世帯の数を上回って以来、年々増加しています。1980年には614万世帯から、2019年には1245万世帯とほぼ2倍になっており、共働き世帯の比率は約68%。サザエさん一家のような家庭は減少し、多くの女性が結婚や出産後も働いているようです。
auじぶん銀行は、2021年11月8日~10日まで全国の20~50代の働く女性500名を対象に「お金への意識と投資」に関する調査を実施しました(2021年12月14日公表)。その結果をもとに、働く女性のコロナ禍におけるお金に対する意識や2022年の貯蓄目標、実際に行っている投資なども見ていきましょう。
働く女性の冬のボーナス平均額「35万1150円」!使い道は貯蓄が6割以上
例年ボーナスがない人を除いて冬のボーナスについて聞いたところ、2021年の冬のボーナスは「変わらない・変わらない予定」と答えた人は54.3%(N=376)。一方で、冬のボーナスが「減った・減る予定」(13.8%)と「今年(2021年)はない」(14.1%)を合わせると、冬のボーナスが減少した女性は約3割いることも分かります。
そして、実際にもらった(もらう予定がある)冬のボーナスの平均金額は「35万1150円」でした。
ボーナスの主な使い道を質問したところ、最も多いのが「貯蓄(61.5%)」でした。20~50代の働く女性の6割以上がボーナスを貯蓄と、堅実なようすが伺えますね。将来の不安に対する備えや家を建てるための資金などといった、はっきりとした目的のために貯金するという意見が多く挙がっていたとのこと。きちんと目的を決めると、貯蓄もはかどりやすくなります。
次いで2位は「消費(17.9%)」、3位は「投資(11.0%)」でした。「消費」と回答した人には、自分へのご褒美として旅行や買い物がしたい人がいる一方、中には生活費の補填に回す人もいるようです。
「投資」と回答した人は、老後など将来の備えとして資産を増やしたいと考える人が多いという結果に。こちらでも将来の不安に対する備えという目的が挙がっていますね。目先のことだけでなく、しっかりと将来を見据えたお金の管理がされていることが分かります。同時に、将来への不安を感じる女性も多いのでしょう。