厚生年金。ひとりで月額15万円超えの人は何パーセント?

厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」の最新データによる厚生年金保険(第1号)の平均年金月額は下記のとおりです。

平均年金月額

全体:14万4366円

  • 男性:16万4742円
  • 女性:10万3808円

※厚生年金保険(第1号)の平均年金月額には基礎年金月額が含まれます。

ここからは、男女別の年金受給額ごとの分布を見ていきましょう。

厚生年金・年金月額階級別老齢年金受給権者数(男性)

総計:1071万6244人

  • ~5万円未満:13万857人(1.22%)
  • 5~10万円未満:99万1014人(9.24%)
  • 10~15万円未満:262万1055人(24.45%)
  • 15~20万円未満:444万7680人(41.50%)
  • 20~25万円未満:223万4397人(20.85%)
  • 25~30万円未満:27万4715人(2.56%)
  • 30万円以上:1万6346人(0.15%)

厚生年金・年金月額階級別老齢年金受給権者数(女性)

  • 総計:538万3889人
  • ~5万円未満:30万637人(5.58%)
  • 5~10万円未満:233万4675人(43.36%)
  • 10~15万円未満:225万2994人(41.84%)
  • 15~20万円未満:42万7547人(7.94%)
  • 20~25万円未満:6万3507人(1.17%)
  • 25~30万円未満:4154人(0.07%)
  • 30万円以上:375人(0.006%)

ひと月の年金受給額が15万円を超える割合は、男女全体で約46%となっていますが男女別で見ると、男性は約65%で女性は約9%です。

女性は90%以上の方が年収180万円未満で老後を過ごしているという結果です。

昔は今と比べると男女共に結婚する方の割合も多いので、仮に年金収入が180万円未満でも夫婦ふたりであれば何とか生活できるでしょう。

しかし、今の時代は男女ともに結婚する人の割合は減少傾向にあります。

自分ひとりだけで生活をするのであれば、現役時代の収入をあげるか収入アップとは別に老後資金の準備を始める必要がありそうです。