2022年にはいって、「今年こそはお金を貯めるぞ」と目標をたてた人は多いのではないでしょうか。

「コロナが落ち着いたら旅行に行きたい」という方や「新しくクルマを購入したい」という方もいるでしょう。

新しい年になると、立てる目標は直近1年の目標を掲げる人も多いと思いますが、今年は20年30年後の老後の目標を掲げてみるのはいかがでしょうか。

近年はニュース等で「老後の年金問題」を取り上げられる事も多く、「早めの老後資金の準備を」と訴えかける金融機関も多いですよね。

そこで、今回は老後資金を考える際に外せない年金について、「ひと月に25万円以上を受給する人の割合」に焦点をあてて見ていきましょう。

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厚生年金はいくら受け取れる?

厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」による、受給額ごとの人数分布は下記のとおりです。

<男子:1071万6244人>

平均年金月額:16万4742円

  • ~5万円未満:13万857人
  • 5万円~10万円未満:99万1194人
  • 10万円~15万円未満:262万1055人
  • 15万円~20万円未満:444万7680人
  • 20万円~25万円未満:223万4397人
  • 25万円~30万円未満:27万4715人
  • 30万円以上:1万6346人

<女子:538万3889人>

平均年金月額:10万3808円

  • ~5万円未満:30万637人
  • 5万円~10万円未満:233万2994人
  • 10万円~15万円未満:225万2994人
  • 15万円~20万円未満:42万7547人
  • 20万円~25万円未満:6万3507人
  • 25万円~30万円未満:4154人
  • 30万円以上:375人

※金額には国民年金部分が含まれています。

年金を25万円以上受け取れる人の割合は男性で2.71%、女性では0.08%です。

現役世代の方であれば「月収25万円」というのは、そんなに高いハードルではありません。

しかし、65歳以上になると「ひと月の収入が25万円超」というのは、ほんの一握りの方に限られた非常に高いハードルと言えます。