1月も半ばをすぎると、新年に立てた目標を忘れかけている方がいるかもしれません。1月は何かを始めるのに絶好のタイミングなので、モチベーションはしっかり保ちたいところです。

今回は、都道府県別の貯蓄ランキングをご紹介します。「お金」に関する目標を忘れかけていた方も、特に目標を考えていなかった方も、ぜひ「貯蓄目標」の参考にしてみてください。

実は、日本経済の中心地である東京を抑えて、1位になった都道府県があります。さっそく見ていきましょう。

平均貯蓄額ランキング(都道府県別)

総務省の「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯2020年4~6月期」(都市階級・地方・都道府県庁所在市別)によると、全国の貯蓄額平均は1954万円でした。都道府県ごとのランキングは次のとおりです。

【図表】県庁所在地の貯蓄や負債は?

【出典】総務省「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯(2020年4~6月期)」

東京を抑えて1位になったのは、奈良県でした。実はこれまでにも1位になったことがあり、年収が低くても消費者物価地域差指数が低いことから、貯蓄がしやすい傾向にあるようです。

全国平均の1954万円を超えるのは11都府県のみ。また1位の奈良県(2802万円)と47位の沖縄県(1071万円)では、1731万円もの差があります。平均年収は1.3倍ほどしか変わらないので、一概に年収の違いとは言えません。

ただし、沖縄の平均負債額は234万円と、全国で1番少ないです。そのため貯蓄から負債を引いた純貯蓄額で見ると、沖縄より少ないところが17府県もあります。