資産運用の「金利・期間」は、貯蓄格差の要因のひとつかも?
資産運用は、積み立てる金額だけでなく金利や運用期間でも左右されます。以下の条件で、月々2万円を運用した結果をシミュレーションしてみます。
15年間の運用を年率1%と6%で比較
- 年率1%で運用できた場合:388万2280円(元本360万円対比108%)
- 年率6%で運用できた場合:581万6374円(元本360万円対比162%)
年率6%の運用を15年と30年で比較
- 15年運用した場合:581万6374円(元本360万円対比162%)
- 30年運用した場合:2009万301円(元本720万円対比279%)
同じ2万円の運用でも、年率や運用期間で大きな差が生まれることがわかります。
格差から考える「老後のヒント」
「貯蓄がある人」「貯蓄がない人」の違いは、資産運用の方法もひとつだと考えられます。実際にシミュレーションをしてみると、複利や時間を味方につけることが大事だとわかりました。
老後の資産を短期の投資や退職金だけに頼るのは、あまりにもリスクが高いでしょう。退職までの時間を逆算し、お金を育てる方法を検討することが大切です。
資産運用を視野に入れる場合、お金の知識は正しく身につける必要があります。運用益で資産を増やせるメリットがある一方、元本割れのリスクもゼロではないからです。
「貯蓄がある人」を見習いつつ、いかにリスクを回避してお金を育てるか。そのカギは、正しい情報収集となります。この機会に、幅広く情報収集をしてみましょう。
参考資料
LIMO編集部