自分に合った資産運用を
ここまで、40代~50代に特化して預貯金と投資事情を眺めてきました。
現役時代と違って、自由な時間が確保できるであろう定年退職後のセカンドライフ。ゆとりある生活をすごすための対策は、「いまから」必要なのかもしれません。
つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)など、運用しながら税金のメリットを享受できる国の制度の活用を検討してみるのもよいでしょう。
資産運用には「長期・分散・積立」という3つのキーワードがあります。
銀行などの預貯金とは異なり、資産運用には元本保証はありません。集中的に投資をするのではなく、リスクを分散しながら積立を長期間で行えるかどうかがカギを握ります。
最近では無料の情報もいいので、効率良く情報収集を進めてみてください。自分に合った金融商品で少しでも長く、コツコツと運用を続けることで、大きな資産を準備できる可能性は高くなります。
2021年も残すところあとわずか。来年から心機一転して、資産運用の「初めの一歩」を踏み出してみてはいかがでしょうか。
参考資料
吉田 奈都子