年が明けて、3月頃から就職活動が本格的に始まりますね。学生の皆さんは、どのような職業に就こうか悩まれている方も多いでしょう。

就活や転職で仕事選びをする際、やりがい等ととも気になるのが年収でしょう。どの職種や業種、またどの地域で働くかによって平均給与は変わります。

「転職サービスdoda」がdodaエージェントサービス登録した正社員の20~65歳の男女(有効回答数約45万件)に2020年9月~2021年8月末に行った「平均年収ランキング(47都道府県・地方別の年収情報)【最新版】」によると、東京の平均年収は438万円でした。

今回は「関東」に視点をあてて、平均年収や職種・業種別の年収を確認していきましょう。

日本の平均給与は433万円

まずは国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」を確認すると、日本の平均給与は433万円(男性532万円・女性293万円)です。

これは1年を通じて勤務した給与所得者5245万人の平均であり、もちろん業種や年齢、男女等により平均給与は異なります。

参考までに、同調査より業種別の平均給与を見てみましょう。

出典:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」

業種で見ると、高い順に「電気・ガス・熱供給・水道業」で715万円、「金融業・保険業」で630万円、「情報通信業」で611万円。

逆に低い順で見れば「宿泊業・飲食サービス業」で251万円、「農林水産・鉱業」で300万円、「サービス業」で353万円です。

最も高い業種と低い業種では400万円以上の差があるのですね。

それでは、関東に絞って平均年収をくわしく見ていきましょう。