お中元・お歳暮の市場規模は年々減少しているが・・・
矢野経済研究所の調査によると、お中元とお歳暮の市場規模は、2016年の1兆7850億円から2020年の1兆5600億円(見込)へと、この5年ほどで2250億円の減少になっています。
一方で、「誕生日」「母の日」「父の日」などを含むギフト市場全体の2020年の規模は9兆8840億円(見込)。2016年の10兆1681億円を下回っているものの、2021年は10兆4605億円と増加が予想されています。
形にこだわったフォーマルなスタイルから、贈りたい人に気軽に贈るカジュアルなスタイルへと、ギフトのカタチも変化してきているといえそうです。
おわりに
今回の調査結果では、お歳暮でもらえたら嬉しいものの上位に、「洋スイーツや洋菓子」と「和菓子」が挙げられています。贈るギフトに迷ったら、美味しいスイーツを選べば失敗することは少ないかもしれません。3000円~5000円の予算であれば、選択肢も多く、逆に目移りしてしまいそうですね。
また、時代の移り変わりとともに、会社関係の形式的なお中元・お歳暮は減少しているようですが、その一方でカジュアルギフトが増加しているということですから、なかなか言えない日頃の感謝の気持ちをギフトと共に伝えてみるのもいいのではないでしょうか。
参考資料
- 2021年 お歳暮に関する調査結果発表(株式会社ハースト婦人画報社)
- ギフト市場に関する調査を実施(2021年1月27日付、株式会社矢野経済研究所)
中野 令子