お歳暮の予算で最も多い価格帯は?

また、お歳暮に一点いくらくらいの商品を購入する予定かという質問への回答は次のようになっています(n=3,188)。

  1. 3000円~5000円:49.1%
  2. 5000円~1万円:34.2%
  3. 3000円未満:10.3%
  4. 1万円以上:6.4%

最も多い価格帯は「3000円~5000円」で約5割、次いで「5,000円~1万円」の3割強。あまり高価な品物では、かえって相手に気を遣わせてしまうこともあるでしょうから、「3000円~5000円」くらいの価格帯で手軽に贈れるギフトを選んでいるケースが多いようです。

お歳暮を贈る相手は「家族・親戚」が8割以上

さらに、お歳暮を贈る相手について聞いたところ、トップ3は以下の結果になりました(複数回答、図表2参照)。

  1. 家族・親戚:82.2%
  2. 友人・知人:45.5%
  3. 上司・取引先:24.4%

図表2:お歳暮を贈る相手(n=3,188)

出所:『婦人画報のお取り寄せ』(株式会社ハースト婦人画報社/リンベル株式会社)による調査

コロナ禍で2回目の年末となり、なかなか会えない家族や親戚、親しい人に対して、日頃の感謝の気持ちを伝えるために、お歳暮を贈る人も多いのかもしれません。

一方で、以前は当たり前だった企業同士のお歳暮事情には変化が出てきています。お歳暮は、その1年の感謝の気持ちを伝えるための贈り物ですが、「取引先へ物を贈る」「取引先から物を受け取る」という行為が、コンプライアンス上、好ましくないと禁止する企業も増えてきています。

加えて、社内でも上司にお歳暮を贈ることを禁止している企業もあるようです。コンプライアンスや虚礼廃止という時代の流れから、会社関係でのお歳暮のやり取りは、減り続けていくのかもしれません。