温度管理

観葉植物の置き場所は、できれば玄関のような冷え込む場所は避けて、暖かいリビングなどがよいでしょう。

ただし暖房を切った後の温度差に注意が必要です。夜間の窓際は放射冷却で急に冷え込むことがあります。カーテンを引いて冷気からなるべく遠ざけましょう。

夜間に急激に冷え込む場所は、小さな鉢植えならダンボールの箱に入れてあげるのも効果的。大きな鉢なら土の上にバークチップなどをのせて、土を覆ってあげるとよいでしょう。

鉢のまわりにプチプチなどの緩衝材や厚めのタオルやフリースなどの布切れを巻いてあげても保温効果があります。

日当たり

日光は植物にとって光合成のために欠かせないもの。日差しの当たる時間が限られている冬、できるだけたっぷり日光浴をさせてあげたいですね。

夏と冬は日差しが入る角度が変わります。夏の間は十分な光量を確保できていた場所が、冬になると日差しが入りにくくなる場合があります。

冬になって光量が変化すると観葉植物の生育状態に変化がでるかもしれません。

冬になって元気がなくなったり、植物の様子が少し変わった場合は、以前と同じ程度の光量が確保できる場所があれば、いったん移動させて様子をみましょう。

観葉植物のなかには直射日光を好まない品種もあります。そういうときはレースのカーテン越しに柔らかい光が当たる場所に置きましょう。

冬でも室内で楽しめる!オススメ観葉植物5選

パキラ 

パキラ(Robert MacMillan/Shutterstock.com)

  • アオイ科パキラ属
  • 常緑低木、常緑高木
  • 原産地:中南米
  • 草丈・樹高: 10センチ~20メートル

薄い葉がパッと手を開いたように八方に広がるパキラは、その美しい樹形と育てやすさで人気が高い観葉植物です。

幹は柔らかく、しなやか。編み込みのアレンジが施されているパキラも見かけることもあります。

生命力がとても強く、どこを切っても新芽が次々出てくるので、大きく伸びすぎたときは剪定して樹形を整えましょう。

パキラは日当たりの良い場所を好みますが、多少暗いところに置いても大丈夫。夏から秋にかけて多くの水分を欲しがりますが、生長が止まる冬は水やりを控えめにします。