厚生年金の平均月額は14.4万円
同じく厚生労働省の「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業年報」を参考にして、厚生年金の平均月額を見ていきます。
厚生年金保険/第1号(男女合計)の平均額
厚生年金保険(第1号)の平均受給月額は14万4268円でした。ここには国民年金(基礎年金)の額を含んでいます。
厚生年金は現役時代の収入によって大きく差が出るため、平均だけではその内情がわかりません。そこで受給額ごとの内訳をまとめてみました。
厚生年金保険/第1号(男性)の平均額
男性の平均受給月額は16万4770円で、全体平均の14.4万円よりも2万円程度多いようです。
一番多いのは15万~20万円未満の層ですね。月額20万円以上の人は255万5530人で、男性全体の約24%をしめています。
次ではいよいよ、20万円以上の年金を受給している女性について見ていきたいと思います。
執筆者
LIMO編集部は、経済や投資、資産運用等を中心のテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となって情報発信を行っています。またキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどのジャンルで話題となっているニュースの背景も解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年8月31日)。