年金にプラスして「老後資金」を準備するには

現在のシニア世代の平均を見る限り、男性と女性の年金受給額には大きな差があることがわかりました。今後は働く女性も増えていくことから、男女の差は埋まると考えられます。

しかし、平均受給額が増えるという確約はありません。高齢化社会が進めば、受給額の減額や受給開始年齢の繰り下げが進む可能性もあるのです。

退職後の生活を考えたとき、年金以外にも自分で老後資金を準備しておくことが大事でしょう。コツコツ預貯金を続けるのもひとつの方法ですが、早めにスタートするなら「投資」という選択肢も生まれます。投資にはリスクが伴いますが、長期間の運用にするほどリスクを軽減できるからです。

預貯金と資産運用、さらに保険などをバランスよく備えることで、リスクに備えながら資産形成しやすくなります。老後の年金生活に不安を感じたときがはじめ時。インターネットや書籍などでじょうずに情報収集をしつつ、資産形成について考えてみませんか。

【ご説明】「第1号厚生年金被保険者」とは

厚生年金は現在、下記のように分類されています。

  • 第1号厚生年金被保険者…厚生年金保険の被保険者のうち、民間の事業所に使用される者
  • 第2号厚生年金被保険者…旧共済年金の加入者(国家公務員共済)
  • 第3号厚生年金被保険者…地方公務員共済の加入者
  • 第4号厚生年金被保険者…私立学校共済の加入者

参考:企業年金連合会「第一号厚生年金被保険者」

参考資料

LIMO編集部