職業別・つみたてNISAとiDeCoの活用方法
つみたてNISAとiDeCoの併用に関しては、実は職業や年収によって活用方法が異なります。
特にiDeCoは加入できる金額や節税効果が雇用形態や年収によって大きく変わりますので、ご自身の状況を照らし合わせた上で、併用割合をご検討いただく必要があります。
では、iDeCoの職業別の拠出限度額を見ていきましょう。
<職業別・iDeCoの拠出限度額>
- 自営業者:月額6.8万円
- 会社に企業年金がない会社員:月額2.3万円
- 企業型DCに加入している会社員:月額2.0万円
- DB(確定給付企業年金)と企業型DCに加入している会社員:月額1.2万円
- DBのみに加入している会社員:月額1.2万円
- 公務員等:月額1.2万円
- 専業主婦(主夫):月額2.3万円
また、所得控除のメリットは所得が多くなればなるほど大きくなります。
例えば所得税率が10%の人であれば、年間の掛け金の合計額の10%程度が実際に税金還付の金額ですので、所得が多く税率が高い人ほど節税効果は高くなります。
このiDeCoのメリットを考慮した上で、つみたてNISAとiDeCoの一番有効な併用方法を考えてみました。
年収が高い方
- iDeCoを職業別で可能な金額の上限まで行う
- 月々投資に回せる残りのお金をつみたてNISAに投資する
年収が低い主婦(主夫)の方・既に住宅ローン控除やふるさと納税、不動産投資等で十分な節税対策を行っている方
- iDeCoは行わない
- つみたてNISAの割合を多くする
iDeCo公式サイトで「かんたん税制優遇シミュレーション」を使えば、ご自身がiDeCoを始めた場合の節税効果を簡単に見ることができますので、こちらのサイトで確認した上でiDeCoの配分を検討するのもお勧めです。