貯蓄の取り崩しを続けたら、老後資金は何年で枯渇する?

この貯蓄を取り崩していくと何年で底をつくでしょうか。

通帳残高が減っていくようすを想像するだけでもドキドキしますが、現実を見て足りない資金を準備するきっかけになればと筆者は思います。

今回は、貯蓄の中央値である1000万で計算します。

最低限の生活:1000万÷(2万/月×12カ月)=約41年
ゆとりある生活:1000万÷(16万/月×12カ月)=約5年

「最低限の生活」の場合は、なんとか「人生100年時代」を乗り越えられるかもしれません。ただし、「ゆとりある生活」の場合は1000万円だけでは約5年で貯蓄が底をつきます。

老後にゆったりと、安心した生活を続けるためには、しっかりと貯蓄をしておく必要がある、ということが分かります。

また、介護施設の費用も踏まえると、平均入居期間(5年)でかかる費用は1000~2000万円となります(「LIFULL介護」をもとに試算)。そのため、月々の取り崩し以外に一時的な出費があることも想定して貯蓄を作っていく必要がありますね。