年末調整で行える代表的な控除の種類
年末調整で行える代表的な控除は、2021年度現在、下記15種類です。
- 基礎控除
- 配偶者控除
- 配偶者特別控除
- 扶養控除
- 障害者控除
- 寡婦控除
- ひとり親控除
- 勤労学生控除
- 一般生命保険料控除
- 個人年金保険控除
- 介護医療保険控除
- 地震保険料控除
- 社会保険料控除
- 小規模企業共済等掛金控除(iDeCo等)
- 住宅ローン控除(2年目以降)……1年目のみ、確定申告が必要です
家族構成によって受けられる控除は、自分でコントロールするのは難しい部分です。年末調整をする会社員がプラスアルファで行える控除に関しては、生命保険料控除や小規模企業共済等掛金控除があり、これらを使うことで節税効果を高めることができます。
また、これらの控除を利用するには、すべての控除証明書の提出が、お勤めの会社ごとに決められた期限までに必要なので、出し忘れや控除証明書の紛失には注意しましょう。
仮に年末調整を何らかの理由で忘れてしまった場合は、2月15日から3月15日の確定申告で申告することができますが、年末調整の「簡単に税金の申告ができる」というメリットを使えずに、慣れない面倒な作業をする羽目になってしまいます。