「貯蓄がある人・ない人」の差は、資産運用がカギを握る?

では、資産運用の期間によって、運用結果にどのくらいちがいが出るかを見ていきます。金融庁の資産運用シミュレーション(年1回複利)で試算していきましょう。

「毎月2万円」を、年利1%と6%の金利で「15年間」運用できた場合

  • 年率1%で運用できた場合:388万2280円(元本360万円対比108%)
  • 年率6%で運用できた場合:581万6374円(元本360万円対比162%)

同じ金額・同じ年利で「30年間」運用できた場合

  • 年率1%で運用できた場合:839万2564万円(元本720万円対比117%)
  • 年率6%で運用できた場合:2009万301円(元本720万円対比279%)

毎月の積立金額は同じでも、運用方法や期間によって大きな差が生まれますね。

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資産を増やすポイント

先ほどのシミュレーションからも、資産運用は複利・金融商品・期間を味方につけることによって大きな差が生まれることが分かりました。

老後になって、資産を急に増やすことはリスクもあり難しいといえます。よって、現役時代から長い時間をかけてお金を育てていくことが大切なポイントといえるでしょう。

特に現役世代は、リタイアまで20年~30年程度の運用期間が取れるケースも多いでしょう。この時間を大切にぜひ活用していただきたいです。

とはいえ、いきなり資産運用を一人で始めるのは心細いと感じる方もいらっしゃるでしょう。まずはオンラインセミナーやマネー情報サイトなど、ご自身が取り組みやすい方法で「お金の知識」を増やしていきましょう!

参考資料

  • 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」
  • 金融庁「資産運用シミュレーション」