みなさんは「資産形成」、もう始めていますか?
金融庁は「貯蓄から資産形成へ」というスローガンのもと、国民に資産形成を促しています。投資や運用などと聞くと「資産が減るのが怖い」「値動きが不安」と思う方も多いかもしれません。
しかし、資産運用の上手な活用は、たいせつなお金を効率よく成長させていくことにも繋がります。ただ、日本では、一般家庭における資産運用は、まだまだ普及していないのが現状です。
今回は、年齢別と年収別に貯蓄額と有価証券保有額を見ていきます。
【関連記事】お金持ちになる人の4つの特徴~多くの富裕層を見てきた金融機関OLが語る
年齢別「有価証券の平均保有額」はどのくらい?
さいしょに、総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2020年(令和2年)平均結果―(二人以上の世帯)」(第8-5表)より、貯蓄額と有価証券の保有額を、世帯主の年齢別にみていきます。
年齢別・貯蓄額(二人以上・勤労世帯)
平均:1378万円
- 29歳以下:377万円
- 30~39歳:750万円
- 40~49歳:1071万円
- 50~59歳:1681万円
- 60~69歳:2094万円
- 70歳以上:1962万円
年齢別・有価証券保有額(二人以上・勤労世帯)
カッコ内の数字は「有価証券が貯蓄に占める割合」
平均:159万円(11.5%)
- 29歳以下:23万円(6.1%)
- 30~39歳:58万円(7.7%)
- 40~49歳:99万円(9.2%)
- 50~59歳:214万円(12.7%)
- 60~69歳:285万円(13.6%)
- 70歳以上:249万円(12.7%)
なお、有価証券が貯蓄に占める割合は、59歳以下全体で10.6%、60歳以上で13.4%です。次は年間収入ゾーンごとに見ていきます。