厚生年金の支給額「月10万円」未満の人は何割か

厚生年金保険(第1号)の女性の平均月額は約10.3万円。ここでは「10万円」を一つの基準とし、年金月額がこの金額に満たない人はどのくらいいるのか見ていきます。

同資料より、厚生年金保険(第1号)受給権者のの「年金月額」分布を確認してみましょう。

【男女別】厚生年金 年金月額階級別老齢年金受給権者数

厚生年金の受給額事情

個人差・男女差に注目!

厚生年金の支給額「月10万円」未満の人は、男性は10.6%、女性は約50.0%、男女合計でみると、約23.7%です。

さらに月額「5万円未満」の層に絞ると、男性で約1.4%、女性で5.9%となることが分かりました。

厚生年金の場合、現役時代の収入に応じた年金保険料を納め、それが老後の受給額に反映されます。よって、個人差・男女差が大きくなるわけです。

女性は家庭の事情やライフスタイルに合わせ、雇用形態や仕事のペースを見直す人の割合が多いことが、この男女差の要因の一つであることは確かでしょう。