年金だけに頼らない!「老後の資金」は今から準備を
今日は厚生年金の保険料と受給額について眺めてきました。
実際の受給額は、現役時代の厚生年金加入期間と納めた保険料に加え、物価や賃金水準などを考慮して決められます。働く私たちが「年金世代」になるころに、今のシニア世代と同じ給付水準が続いているかどうかは分かりません。
今回は触れませんでしたが、標準報酬月額は産業によっても差があります。公的年金だけに頼るのはやはり心許ないと感じた方が多数派ではないでしょうか。
安心した年金生活を送るためには、長寿時代を見据えた資金形成が大切になるでしょう。コツコツ預貯金を増やすことはさることながら「資産運用」でお金を育てる視点を持ってもよさそうです。
「資産運用=投資」は一部のお金持ちだけのものではありません。つみたてNISAなど、少額からコツコツ積立投資ができる制度もあります。まずは、マネーセミナーなどを活用して、情報収集から始めてみましょう。
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参考資料
- 日本年金機構「国民年金保険料」
- 日本年金機構「令和3年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「老齢厚生年金(昭和16年4月2日以後に生まれた方)」
- 全国健康保険協会「標準報酬月額・標準賞与額とは?」
- 厚生労働省「厚生年金保険 業態別 規模別 適用状況調(2021年9月1日現在)」
- 日本年金機構「厚生年金保険料額表」
- 企業年金連合会「免除保険料率」
- 日本年金機構「令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和3年度版)」
- 厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金・国民年金事業年報」