「大企業」ならば収入・貯蓄が多い傾向はあるものの・・・・・・
世帯の年間収入・貯蓄額ともに、世帯主の勤務先の規模におおむね連動することが分かりました。ただし、いずれも共働き夫婦であれば妻の収入も含めた、世帯全体の金額である点には注意が必要でしょう。
企業規模、そして年収は勤務先を選ぶ上で重要な基準となることは確かですが、働きやすさに繋がる企業文化の見極めもポイントの一つといえそうですね。
今後は、育児・介護休暇の取りやすさや、さらにはリモートワークの実施率など「賃金には反映されにくい部分」にも着目したいところ。長い目で見ると、世帯全体の収入・貯蓄を押し上げる大きなファクターとなり得ます。
世帯の収入・貯蓄は、ライフスタイルや家族構成によって大きく変わります。家族の働き方もそれぞれ。とはいえ、こうした統計結果とご自身の貯蓄事情を比較することは、キャリアプラン、さらには家族の将来を見据えた資産形成を考える上で何らかの参考になるでしょう。