勤め先の規模で「純貯蓄額」に差は出るか
勤め先の企業規模別の負債現在高は以下の通りです。
勤め先の企業規模別の負債額
- 1~9人:574万円(うち土地・住宅のための負債:529万円)
- 10~29人:608万円(うち土地・住宅のための負債:566万円)
- 30~99人:726万円(うち土地・住宅のための負債:656万円)
- 100~299人:692万円(うち土地・住宅のための負債:628万円)
- 300~499人:1016万円(うち土地・住宅のための負債:963万円)
- 500~999人:1101万円(うち土地・住宅のための負債:1017万円)
- 1000人以上:1093万円(うち土地・住宅のための負債:1027万円)
官公:954万円(うち土地・住宅のための負債:899万円)
平均:851万円(うち土地・住宅のための負債:791万円)
もっとも多いのは「1000人以上」です。ただ「300~499人」も多くなっていますね。純貯蓄額は以下のようになります。
勤め先の企業規模別の純貯蓄額
- 1~9人:374万円
- 10~29人:432万円
- 30~99人:404万円
- 100~299人:697万円
- 300~499人:239万円
- 500~999人:336万円
- 1000人以上:493万円
官公:626万円
平均:527万円
純貯蓄額がもっとも高いのは「100~299人」でした。「100~299人」の家族構成を見ると、18歳未満の子どもが平均0.84人。共働き率(※)は56.6%です。
純貯蓄額がもっとも低い「300~499人」は、土地・住宅のための負債額が、貯蓄額の約77%と非常に高いです。マイホーム購入が純貯蓄額を大きく引き下げていることが分かります。
「300~499人」の家族構成を見ると、18歳未満の子どもが平均1.01人と、「1000人以上」の区分に次いで多くなっています。また、共働き率は62.1%で最も高く、勤労世帯の平均55.3%を大きく上回っています。
※共働き率・・・同調査中では「世帯主の配偶者のうち女の有業率」と表記