学資保険に頼らない!教育費の貯め方とは?
教育費を貯めるにあたり、「学資保険」を利用しようと考える方は多いかもしれません。
学資保険は、下記のようなメリットがあります。
- 保険料として強制的に教育費を貯めることができる
- 親に万が一のことがあった場合、保険料の支払いが免除される
しかし、学資保険に加入する場合、保険会社に対して、手数料を支払わなければなりません。また、急にお金が必要になった場合に、すぐに引き出すことができないという注意点もあります。
そのため、学資保険に頼らずに、自分で先取り貯蓄をしたり、資産運用をする方法も検討してみましょう。
<先取り貯蓄で教育費を貯める>
学資保険と同様に、毎月お給与が振り込まれた段階で、教育費分を別口座に強制的に移して、貯蓄をしていく「先取り貯蓄」で教育費を準備するのもおすすめです。
会社によっては、給与の振込先を2つ設定できる場合もあります。また、銀行の自動振り込みサービスなどを利用すると、確実にお金を貯める仕組み作りができるでしょう。
貯蓄する金額は、毎年ずっと一律である必要はありません。子供の年齢や親の収入に合わせて、先取り貯蓄の金額を決めていきましょう。実際のところ、教育費が一番かかるのは、子供が大学生になる頃です。親の収入アップに伴い、毎月貯蓄する金額を増やしていくことで、生活に無理なく貯蓄が実践できます。
<資産運用で教育費を貯める>
資産運用をすることで、より効率的に教育費を貯めていくことが可能です。資産運用では、一定の条件のもと、運用で得た利益が非課税となる「NISA(少額非課税制度)」を活用すると良いでしょう。
実際に、金融庁の資産運用シミュレーションを行ってみます。例えば、毎月3万円ずつ、年間36万円を「つみたてNISA制度」を利用して、20年間非課税で投資したとします。年の利率を3%とすると、約980万円まで資産を増やすことが可能です。
資産運用シミュレーション結果
- 合計 :984万9060円
- 投資元本:720万0000円
- 運用利益:264万9060円
このように、自分でコツコツ貯蓄や資産運用を行うことで、学資保険に頼らなくても、教育費を貯めていくことは可能です。