知っておきたい奨学金制度

万が一、教育費の貯蓄が計画的にできなかった場合でも、国の制度を活用することで、子供たちが自分の希望する学校に通える可能性があります。

<高校の奨学金制度>

高校生の場合、文部科学省の「高校生等奨学給付金」を利用できる場合があります。所得制限がありますが、私立高校に在学する学生への支援もあるため、制度を活用することで子供たちが進学を諦めなくても良い可能性があります。

<大学の奨学金制度>

大学の場合、学校が独自で用意している奨学金制度や、民間の奨学金制度の活用を検討しましょう。日本政策金融公庫の教育一般貸付制度(教育ローン)は、低い金利でお金を借りることができます。

また、日本学生支援機構の給付奨学金は、入学金や授業料が免除または減額され、返済不要です。

確かに、奨学金制度や、教育ローンを利用する場合、将来子供たちが自分自身でお金を返済しなければならないケースがあります。しかし、自分でお金を工面している分、大学での勉強にもより集中して励み、お金のやりくりについても学ぶことができます。奨学金や教育ローンに対してネガティブな感情を持たず、まずは、制度について確認してみましょう。

いかがだったでしょうか。教育費を貯めるというのは、子育て家庭にとっては、重要な課題です。将来慌てることがないように、長期的に計画を立てて、コツコツと準備していくことが大切です。今回ご紹介した内容を参考にしながら、みなさんのご家庭でも、マネープランを見直してみてはいかがでしょうか。

参考資料

下中英恵FP事務所 下中 英恵