働き盛りの30〜40代は、収入に比例して支出も増えがちです。日々のやりくりだけでも必死になりますが、ふと気になるのが将来もらえる年金。今の働く世代は、将来年金だけで生活するのが難しくなるかもしれません。

退職後の生活費を考えると、早めに準備をはじめた方がいいでしょう。そのためには、将来もらえる年金、そして老後資金の準備方法を知る必要があります。夫婦世帯とおひとりさま世帯に分けて見ていきましょう。

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全員がもらえる国民年金

20歳以上60歳未満の日本国民が必ず加入するのが、国民年金です。
この国民年金にプラスして、会社員や公務員は厚生年金を受給します。2階建てをイメージするとわかりやすいでしょう。

厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況 令和元年度」によると、国民年金(老齢基礎年金)の平均受給月額は、男性5万8866円、女性5万3699円です。年間ベースだと約65〜70万円。

自営業者やフリーランスは国民年金のみなので、少し心許なく感じる金額ではないでしょうか。