入居中によくあるトラブルと対処法

次に入居中によくあるトラブルと対処法を解説します。

これはなんといっても更新時のトラブルでしょう。ほとんどの賃貸借契約は2年ごとの更新になっていますが、更新料は地域によってかなり幅があります。

良心的な管理会社なら地域の相場の更新料・事務手数料を請求されるだけで済むと思います。しかし、ぼったくり業者は家賃数ヶ月分の費用を請求してきたりします。これは大家さんが請求している場合もありますし、大家さんには内緒で管理会社が請求しているケースもあります。

更新料や事務手数料を請求すること自体は違法ではありませんし、相場レベルの費用であれば問題ないとは思います。しかし、後々のトラブルを避けるためにも、「更新にまつわる費用がいくらかかるのか」を契約時にしっかり確認しておくようにしましょう。

また、大家さんの知らないところで管理会社が勝手に高額な費用を請求している場合、入居者は契約を更新せずに引っ越してしまうこともあります。これは大家さんにとっては機会損失です。そのため、オーナー側は業者と管理契約をする前に、更新料や事務手数料の額をあらかじめしっかりと協議しておくようにしましょう。

ちなみに「定期借家契約」の場合は、契約期間の満了時に元の契約がいったん解除となり、「更新」ではなく「再契約」をする形になります。この場合は更新料ではなく、管理会社に仲介手数料を受け取ってもらって再契約業務を行ってもらうことになります。

とはいえ、入居者を一から探す手間はないわけですから、手数料は半額にするなど、あらかじめ管理会社と取り決めておきましょう。そうすれば、「手数料が高いから」という理由で退去されることもないと思います。

まとめると、あなたが物件を借りる側であっても、オーナー側であっても、「更新にまつわる費用がいくらかかるのか」をあらかじめ協議しておくべきということです。

なお、「定期借家契約」の解説は本筋から離れてしまうため割愛しますが、入居者にとってもオーナーにとっても非常にメリットが大きい契約方法です。「定期借家契約」について詳しく知りたい方は、ぜひ私のYouTubeチャンネルで関連するコンテンツをご覧ください。