60代以上「働く世帯」と「無職世帯」、貯蓄額の差は?
それでは再び務省統計局の家計調査 貯蓄・負債編―二人以上の世帯―(2020年)」の第8-10表より、65歳以上世帯「働く世帯」と「無職世帯」の貯蓄額を比べていきましょう。
60歳以上・2人以上世帯の貯蓄額
- 「勤労世帯」…2065万円
- 「無職世帯を除く勤労者以外の世帯」…2756万円
- 「無職世帯」…2308万円
最も低いのは「勤労世帯」ですね。「勤労世帯」と「無職世帯を除く勤労者以外の世帯」の差は691万円、「勤労世帯」と「無職世帯」の差は243万円です。
65歳以上・2人以上世帯の貯蓄額
- 「勤労世帯」…1990万円
- 「無職世帯を除く勤労者以外の世帯」…2873万円
- 「無職世帯」…2292万円
こちらも最も低いのは勤労世帯です。「勤労世帯」と「無職世帯を除く勤労者以外の世帯」の差は883万円、「勤労世帯」と「無職世帯」の差は302万円。
勤労世帯の貯蓄は他に比べると200~300万低いことから、先ほどの働きたい理由と連動しているのが分かります。