何シーズン使っているかを確認する

一般的なサマータイヤの寿命は、車の保管状況にもよりますが、3年から長くても5年程度とされます。特に直射日光が当たる屋外駐車場に車を停めている場合は、太陽光の熱や紫外線などの影響によりゴムの劣化が非常に早まります。

その点、スタッドレスタイヤはサマータイヤ以上に注意が必要です。前述したとおりスタッドレスタイヤのゴムは柔らかくデリケート。しかも、人によっては使う期間が1年で3カ月程度と短いこともあり、「どれくらいの期間使っているか」をあまり把握していない場合もあることでしょう。

スタッドレスタイヤの寿命は3シーズン、つまり3年と一般に言われています。いくら保管状況が良くてもだんだんゴムが劣化していき、ゴムが硬くなると凍結路面での性能低下が危惧されます。

人によっては「4年は使える」と言う場合もありますが、使えたとしても安全かどうかは別問題です。たとえ全く使っていなかったとしても、3シーズン経過したタイヤはもったいなくても買い替えるのが無難でしょう。

残り溝は大丈夫? 残り溝の確認方法

タイヤは溝が減ってくるとその性能が落ちていきます。タイヤの溝は新品時はおよそ8mm、タイヤの限界寿命と言われる残溝は1.6mmで、これ以下になるとスリップサインが露出し、車検に通りません。

スタッドレスタイヤにもスリップサインという概念はありますが、これはあくまでも「タイヤとしての限界寿命」にすぎません。