老後のお金で困らないためには?

厚生労働省が公表した「令和2年(2020年)版厚生労働白書」によると、収入を公的年金や恩給だけに頼る世帯の割合は2018年時点で全体の5割を切っています。

年金の他にも、就労による収入や財産収入(家賃所得や配当など)などを見込める世帯が過半数を超えて存在する、ということですね。

「老後のお金」というと、「リタイヤまでどのくらい・どうやって貯めるか」という準備のプロセスが注目されがちです。しかし、迫り来る長寿時代を見据えたとき、そのお金をどう切り崩すか、どう維持していくか、についても意識していく必要がありそうです。

直前のデータによると、預貯金以外の金融資産が占める割合は、60代で45%、70代以上47%、ともに約半分です。資産寿命を延ばす、という観点から株式や投資信託などを選ぶ割合が増加していることも考えられそうです。

「人生100年時代」、ゆとりある、健康な状態で長寿をまっとうできればそれに越したことはありません。とはいえ、老後資金の準備は、やはり長生きリスクを意識しながら進めていきたいものですね。

健康寿命とともに、資産寿命を延ばすために、資産運用でお金を育てるしくみづくりを検討してもよいでしょう。

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