土は園芸用土に赤玉土を3割くらい混ぜたものを用意しますが、柑橘系果樹のための用土も販売されています。レモンやミカンが好む土に配合されているので、とても便利ですよ。

接ぎ木苗の場合、接ぎ木をしているところ(セロテープなどで巻かれているところ)が土に埋まらないように注意しましょう。

終わったら、水をたっぷりあげます。鉢の中がドロドロになるくらいあげることで、根が新しい土にも馴染みやすくなります。

最後に支柱を立てます。支えがあると倒れにくくなるので強風対策にもなります。

レモンの水やり

土が乾燥していたら、水をたっぷりあげるようにします。鉢底から水が出てくるくらいが目安です。

葉が垂れ下がった状態は明らかに水切れのサイン。この状態は植物に相当のダメージを与えています。その後の生育にも影響を与えますので、レモンと土の状態、両方をよく見つつ水をあげましょう。

乾燥を防ぐために、土の上に藁を敷いたりしてマルチングをする場合もありますが、必ずやらないといけないということもありません。自分でレモンの様子を観察して、適切な水やりができれば大丈夫です。

レモンの肥料

肥料を与えると株が充実して結実しやすくなるので、肥料は時期に応じて施すようにします。

柑橘系果樹のための肥料が販売されているので、このようなタイプを選ぶと大変便利です。置くだけでよい、錠剤タイプの肥料もあります。

外箱などに使い方の記載がありますので、参考にして施肥しましょう。

レモンの肥料。置くだけなので手軽。(LIMO編集部)

レモンの管理

レモンは最初の1~2年程度は結実しにくく、2年、3年経って花が咲き、実がなります。花や実がならないと心配する人もいるかもしれませんが、レモンは成長してから結実までに少し時間がかかります。

ホームセンターや園芸店で苗木を購入する場合、札に何年目の苗木と書いてあることはほないので、不安な場合はお店の人に聞いておくと余計な心配をしなくて済みます。

また、あくまで目安ですが、1~2年生苗は50~70センチ程度、1メートルを超える苗木は3年目程度、くらいに覚えておいてもよいでしょう。

ちなみに、レモンの木は成長すると、場合によっては樹高が2メートル近くまで成長することもあります。コンパクトに育てたい人は時期に応じて剪定が必要です。