年金収入を「世帯で」とらえてみよう

サラリーマンが受け取る厚生年金の受給額事情を深掘りしました。

国民年金よりも「手厚め」の受給額であることは確かですが、厚生年金を受けとる場合でも、一人分の年金額で老後を過ごしていくことは、やはり心もとないと感じた方が多数派ではないでしょうか。

かつてサラリーマンとして厚生年金に加入していた場合も、それが短期間であれば報酬比例分の年金が極端に少ないことも考えられます。まずは、ねんきんネットやねんきん定期便などで、ご自身と「世帯全体」の年金収入がどのくらいになるかを把握しておけるとよいですね。また、勤務先の退職金事情についても早めに確認しておきたいものです。

夫婦の現在の就業状況は、目前の収入だけではなく、世帯全体の「将来の年金」を左右します。長い老後に備えた資金形成にあたっては、稼ぎだけではなく「働き方」についても意識していく必要がありそうです。

参考資料