年収600万円でも資産形成の取り組みを
年収600万円の方の貯蓄を単身世帯と二人以上世帯で比べると、単身世帯の貯蓄額の中央値は562万円ですが、二人以上世帯の純貯蓄額は300万円前後でした。
いま独身で年収600万円世帯の方は生活にもゆとりがあると思いますが、結婚して子どもができれば教育費や住宅ローンが負担となり、独身時代のような貯蓄をすることは難しいでしょう。
そのときに、年収アップを目指して転職をしたり、共働きになったりという手段も一つです。ただし教育費や住宅ローンは「人生三大支出」とも言われるように大きな金額ですし、同時に老後資金も貯めるとなると、それでもお金が足りなくて困ってしまう状況も考えられます。
そうならないためにも、早いうちから資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。
低金利で預金をしてもほとんど増えないため現代では、資産運用を活用してお金に働いてもらい、資産を育てていく必要があります。
資産運用をする上で大切なのが、「長期運用」です。
長期運用は長い時間をかけて複利の力を最大限活用し、資産を大きく増やすことも可能です。複利とは、利子にも利子がつくこと。
たとえば、「毎月3万円・年利6%・30年間」で運用した場合は約3013万円になります。元本は1080万円ですから、約2.79倍ですね。この効果を得るためにも、長期間かけて運用することが重要です。
「給料が少なくて困ってる」という方は、スキルを磨いて転職して年収アップを目指すのも良いですが、同時にお金に働いてもらうことでお金に対する不安を解消していくと良いでしょう。
ただ、はじめての方は特に「資産運用=危ない」というイメージも大きく、資産運用を始めるのに躊躇がある方も少なくないですよね。
そういう方は、まずネットで開催されている無料オンラインセミナーに参加してみてはいかがでしょうか。話を聞くことで新たな発見があったり、有益なアドバイスをもらえるかもしれませんよ。
参考資料
- 宮野 茉莉子「【年収600万円】二人以上世帯とおひとりさまの貯蓄を比較!」(LIMO)
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」
- 総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」
鶴田 綾