他人同士が婚姻届けによって夫婦となる結婚。暮らしていく中で生じる意見や価値観の違いから、離婚を考えたことがあるという人も少なくないでしょう。
女性の方からのお金のカウンセリングで意外と多いのが「いつか離婚しようと思っているけれど、今から何をしておけばいいのか」――いわゆるリコカツについてです。
ただ、勢いでできる結婚と違い、離婚はしっかり準備しておかないと思いがけないお金の苦労をするはめに陥ることもあります。離婚で失敗しないために知っておきたいことを3つ紹介します。
1. 養育費をもらっている母子世帯は24.3%
厚生労働省の「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」によると、離婚した父親から「養育費を現在も受けている」母子世帯の割合は24.3%、約4分の1にとどまります。また、過半数の56%が「養育費を受けたことがない」という結果になっています(総数:1817)。
一方、離婚した母親から「養育費を現在も受けている」父子世帯の割合は3.2%、「養育費を受けたことがない」は86.0%でした(総数:308)。
ちなみに、この調査は5年に一度行われ、最新調査は今年2021年に実施されることになっていますが、コロナ禍の影響でどのような結果になっているか注目したいところです。