社会保険料がかからないよう年収を130万円以内に抑えても、国民年金だけで1万6610円の保険料と国民健康保険料が必要です。なぜ勤務先から天引きされる厚生年金や健康保険料のほうが安いかというと、実はこの社会保険料と同額を勤務先が負担してくれているからです。

収入が低ければ年金事務所で手続きして国民年金保険料の免除申請ができますが、自分が老後もらえる年金額は増えていきません。

将来的に自分の年金を増やすためにも、しっかり社会保険が備わっているところで働くことがシングルで生きていくには大切なことになります。専業主婦やパート仕事をしていた場合、正社員として働くのはハードルが高く感じるかもしれませんが、自立して生きていくためには仕事をして相応の収入を得ることは必要不可欠です。

3. 年金分割は気持ち程度しか増えない

妻が夫の扶養に入っていた場合、離婚後に年金事務所で手続きをすれば婚姻期間中の夫の厚生年金の1/2を将来受け取ることができます。しかし、離婚しても夫の年金を半分もらえるなら…と老後を楽観視していると、かなり厳しい老後になってしまいかねません。

たとえば、短大を出て20歳から25歳まで働き寿退社。それから15年間夫の扶養に入っていた場合の妻の年金額は1カ月6.6万円。40歳の時に離婚したとして、年金分割で増える年金は月あたり約1.4万円程度(夫の平年収400万円と仮定)。つまり、自分の年金と合わせても月8万円程度になるだけなので将来安泰とはいえません※。

離婚後40歳からフルタイムで働いたとしても、年収によりますが月10万円~13万円ほどの年金額にしかなりません。老後どこで誰とどのように生活するのかを考え、自分がもらえる年金額を知っておかないと、離婚して失敗したと後悔することになってしまいます。

※おおよその金額の目安です。