植木鉢の底が見えなくなるくらいに鉢底石を入れます。そのあと培養土を植木鉢の3分の1ほど入れます。
植木鉢の中心にポットから抜いた苗木を配置し、苗木の接ぎ木部分が鉢の上端よりも高い位置に来るよう設置して下さい。高さが足りない場合は、底部の培養土を足しましょう。
苗木を固定するため、苗木と鉢の隙間を埋めるよう周りに培養土を入れます。水やり時のウォータースペースを確保するため、培養土を入れる高さは鉢上端から3センチほど程度下までにしましょう。
培養土を入れたら、風で苗がぐらつかないよう支柱を立てます。
最後に鉢底から水があふれる程にたっぷりと水やりをすれば、レモンの植え付けは完了です。日当たりの良い所に鉢を置いて管理しましょう。数年に一度、同じ手順で鉢増しをして下さい。
レモンの剪定
最初の2年は無剪定で良いのですが、それ以降は3~4月に、レモンの剪定を行います。
春に伸びた枝は翌年実をつけるのでそのままにして下さい。前の年に実をつけた枝や、元気のないひょろひょろとした枝はカットします。
鉢植えの場合、大きさを抑えるためにもいらない枝はどんどん切るべきですが、レモン1個ができるには葉っぱが25枚程度必要であることも意識して下さい。
冬越し
レモンは寒さに弱い植物なので、関東以南の暖地以外は鉢植えの場合、冬は屋内や寒さの当たらない場所に移動します。春から秋は、屋外でたっぷりと日光に当ててあげましょう。
レモンの収穫
レモンは、苗木から育てて2年目以降に実がつきます。木についたまま放置していると味が落ちるので、早めの収穫を心がけましょう。実が緑色でも、収穫後3~4日追熟させると程よい酸味に落ち着きます。
病害虫
レモンには、アゲハ蝶の幼虫など害虫が付くことがあります。幼虫をそのままにしておくと、あっという間に葉がなくなります。薬剤で駆除するか、農薬に抵抗がある場合は割りばしなどで挟んで木から離しましょう。